鍼灸師わたるの 航海日誌

豪華客船に鍼灸師として乗船している 遠藤 渉です。 文化や言葉の壁にぶつかりながら健闘する日々を綴っていきます。

鍼灸師わたるの 航海日誌

どーも わたる治療院のわたるです。

豪華客船に鍼灸師として乗船し、言葉や文化の壁にぶつかりながら 毎日健闘しています。

今日は 子供の日ですね。

船で働く人の間では有名な話ですが、船内では 同性愛者が多く働いています。

以前 オーストラリアに留学している時も思いましたが、日本では あまり接する機会がなかったので、改めて「 海外に来たな〜。」と思います。

先日 船内のSPA以外で働く人が 僕の鍼治療を受けに来てくれました、彼は 以前も僕の治療を受けているので 2回目です。

治療が終わった後「腰の張りがすごいね」と言ったら 「マッサージが必要だね。」と言っていたので、後でマッサージを受けに来るのかと思って、その場は終わりました。

その日の夜に部屋に戻ると 部屋の電話に、さっき鍼を受けに来た方から メッセージがあったので折り返しました。

「部屋に来てマッサージをしてくれないか?」と言われ、特に断る理由もないので マッサージをしに、彼の部屋に行きました。

彼は 船内に荷物を運び入れる仕事のマネージャーなので、結構いい部屋で ベッドもダブルで、部屋に窓が付いています(船によりますが、鍼灸師は1人部屋でも 僕の部屋には窓がなく、ベッドもシングルです。)。

彼の部屋の物は とても綺麗に整理されていて、棚には化粧品が沢山ありました。

そして、部屋の照明は落とされていて、アロマが香り ムード満点。

彼は上半身裸で待っていました。

あ〜気付かなかった。

以前 鍼治療をした時に 「結婚して 子供がいる」と話していた記憶があるので、彼はたぶんバイセクシャルだったんですね。

まぁ そんなことはさておきマッサージです。

やると言ったからにはやります。

彼は マッサージを受ける時は「この方がリラックスするから」と言って 下着も脱ぎました。

これは 誘われているのかな?とも思いましたが、僕はどストレートですし、妻子もいます。

そして何より そんな勇気はありません。

申し訳ない。

そして約1時間のマッサージを終え 彼の部屋を後にしました。

新世界への扉の鍵を渡されたのに開く勇気はありませんでした。

実際 誘われていたわけでもなく、彼にとっては普通の事だったのかもしれませんけどね。

まだまだ 他国の人との距離感が分からず四苦八苦しています。

でも、皆さんとの距離感はバッチリなはずなのでお任せ下さい。

船を降りた後 お会いできるのを楽しみにしています。