鍼灸師わたるの 航海日誌

豪華客船に鍼灸師として乗船している 遠藤 渉です。 文化や言葉の壁にぶつかりながら健闘する日々を綴っていきます。

空咳

空咳 出ませんか?

風邪をひいた訳でもないし、熱もない 喉も痛くないけど咳が出る。

それは 多分 ストレスが原因です。

肩こり、不眠、頭痛、空咳、便秘、下痢、消化不良、体重の増加。

等々 ストレスが原因で起こる症状を挙げるとキリがありませんが、鍼灸治療は、どれにでも有効です。

大袈裟だと思うかもしれませんが事実です。

もちろん 魔法ではなく、体の反応を使います。

ストレスが溜まると、迷走神経という神経が反応します。

この神経は肩から胃等に関係しているため、肩がこったり 胃痛を引き起こしたりします。

筋肉は全て繋がっているので、肩がこると、背中の筋肉が硬くなります。

肩から背中には、呼吸をするのに重要な筋肉があるので筋肉が硬くなることで 深い呼吸ができなくなります。

呼吸が浅くなると体はさらにストレスを感じるので それを解消するために咳を出します。

咳をすると腹筋を使うため 今度は体の前面の筋肉を使い 首からお腹にかけての筋肉が硬くなり より呼吸が浅くなります。

ストレスが溜まる一方です。

鍼で筋肉を柔らかくするのは勿論ですが、鍼を受けると、脳からセロトニンという物質が出ます。

セロトニンはストレスを和らげる働きがあるので、不眠などにも効果があります。

様々な症状に悩み、薬を飲んでも効かない、又は 薬は飲みたくない。

と言う方 是非ご相談下さい。

船を降りた後 お会いできるのを楽しみにしています。