鍼灸師わたるの 航海日誌

豪華客船に鍼灸師として乗船している 遠藤 渉です。 文化や言葉の壁にぶつかりながら健闘する日々を綴っていきます。

食事療法

どーも わたる治療院のわたるです。

食事療法ってしたことありますか?

そもそも日本人は暴飲暴食をしないように心がけている人が多いので、余程何かがないかぎり 食事療法をすることはないと思うのですが、こちらでは 皆さん 興味津々です。

そもそも サイズが 日本人の3倍くらいある人がザラにいますからね。

僕なんか 横に並んだら牛蒡みたいなもんですよ。

牛蒡(ごぼう)って漢字で書くと強そうですよね?

しかも 食物繊維も豊富で歯ごたえも良く 僕の好きな野菜の1つです。

以前 世界大戦中の海外の捕虜が 牛蒡を出されて、「木の根を食べさせられて虐待された」と言っていたと聞きましたが、無知とは恐ろしいものです。

食事療法と聞くと、病気の人用や、我慢しなければいけないことが多そう 等 あまりいい印象を持たない方もいるかとは思いますが、そんなことないですよ。

結構 簡単です。

僕は 5年程前に 食事療法を始めました。

原因は花粉症です。

薬で症状を抑えることはできるのですが、副作用で 胃腸の調子が悪くなり かなり気がめいるので、なんとかしようと思い始めました。

やり方は、お酒、砂糖、炭水化物の量を減らすだけです。

最初は少しずつ減らしていきます。
いきなり0にすると かなりのストレスになるので 失敗します。

ご飯2杯だったのを1杯半に減らしたり、お酒も量や 飲む日を減らしたり、甘い物も食べる時間を決めて 量を減らします。

そして 食べる順番を変えます。

まず肉や魚を食べ、野菜 そして、最後にご飯などの炭水化物を食べます。

簡単に言うと 子供の食べ方を真似して下さい。

彼等は 味の濃いものから食べますよね?

人間の脳は 糖をたくさん使うので、最初に糖になる炭水化物を摂ると 身体が それを保存しようとして 急激に吸収します。

肉、野菜を最初に摂ることで 糖の吸収を穏やかにするので、脳から 「もう糖質はいらないよ」と信号が来て、結果的に 炭水化物の量が減ります。

炭水化物は炎症の原因と言われているので、量を減らすことで 体内での炎症を減らすことができます。

皆さんも 炭水化物を摂った後に アレルギー症状が悪化したことありませんか?

僕はあります。

最初は結構大変ですが、3週間もすると 身体が慣れるので、苦にならなくなりますし、何より 体が軽くなったのを感じます。

その後は 本当にいるものかいらないものかを自分で判断できるようになるので、継続するのは簡単です。

そして、生味噌を食べると腸が元気になります。

日本人には日本人にあった乳酸菌か必要です。

それは 乳製品ではなく、糟等 植物由来の乳酸菌です。

僕は 毎朝生味噌を 小さなスプーンで1杯だけ食べるようにしています。

今は食べられませんが、帰ったらまた食べ始めます。

僕は まだ花粉症の症状はありますが、食事と 乳酸菌のおかげで、薬を使わなくてよくなりました。

皆さんも 是非 試してみて下さい。

始めるのが難しいようでしたら、是非ご相談下さい。

鍼灸治療と合わせて行うと より効果的ですよ。

船を降りた後 皆さんにお会いできるのを楽しみにしています。