鍼灸師わたるの 航海日誌

豪華客船に鍼灸師として乗船している 遠藤 渉です。 文化や言葉の壁にぶつかりながら健闘する日々を綴っていきます。

送り出す

どーも わたる治療院のわたるです。

先日も、スタッフが1人 契約期間を終え 船を降りました。

来たばかりの頃は 
「あーいなくなるのか、ちょっと寂しくなるな。」と思っていたのですが、最近は、
「おー契約終わったのか おめでとう。お疲れさん。バカンス楽しんでねー。」と思うようになりました。

すっかり変わってしまいました。

子供の頃 「聖者の行進」という曲を聴いて、「こんなに明るい曲をなんでお葬式で流すの?」と不思議に思ってましたが、今ならちょっと理解できます。

もちろん 彼らの環境とは比較になりませんが、皆んな 常にストレスを感じているからです。

特に 僕以外のスタッフは、みんな相部屋で 労働時間も契約期間も長いので かなりのストレスだと思います。

僕も含め、皆んな仕事自体は好きで 楽しんでいるのですが、やはり ずっと船の中 という特殊な環境が精神的にも 身体的にもこたえるみたいですね。

僕の契約は後3ヶ月。

ストレスを感じる暇もないくらい 仕事に集中し さらに多くを学び より腕を上げて帰国します。

船を降りた後 皆さんにお会いできるのを楽しみにしています。