鍼灸師わたるの 航海日誌
日本には仕事が溢れています。
選り好みしなければ、生活するのに十分なお金を稼ぐのは難しくありません。
でも、海外だとやはり事情が変わるようで 、ここでも ストレスに耐えながら、家族や自分の目標のために働いている人が沢山います。
残念ながら 途中でリタイヤしてしまう人もいますが、皆んな頑張っています。
日本人なら 「やっぱり合わないから 帰って違う仕事を」 と思えるんでしょうが、他の国となると、帰ってから 同じくらいの収入を得るのはかなり難しいようです。
先日 船の中で働いている年輩の方と話したら、その人の母国 インドで1年間働いて得る収入と 、ここでの1ヶ月の収入が同じだと言っていました。
凄いことですよね?10ヶ月いたら 10年分稼げるなんて、精神と時の部屋のようです。
最近 船の中で働いている人に「なんで日本人がここで働いてるの?」と聞かれました。
同じ質問を 一緒に働いてるイギリス人に聞くと、僕と同じ答えでした。
「旅行が好きで 仕事の経験を積みたいから」です。
残念ながら、僕の船はマイアミとバハマを行ったり来たりなので、旅行気分はほとんど味わえないのですが、経験は確実に積めます。
日本で働いていた時の何倍もの経験が積めます。
まさに精神と時の部屋です。
船を降りる頃には 更に腕が上がっているので、期待して待っていて下さい。
船を降りた後 皆さんにお会いできるのを楽しみにしています。