鍼灸師わたるの 航海日誌

豪華客船に鍼灸師として乗船している 遠藤 渉です。 文化や言葉の壁にぶつかりながら健闘する日々を綴っていきます。

スカーティシュー

皆さん スコティッシュホールドという 手足の短い猫はご存知ですか?

船で働き始めてから、よく耳にする言葉があります。

それが、「スカーティシュー」です。

最初は ほとんどの人が、くるぶしを指差して「スコティッシュだから痛くなる」と言っていると思ったので、スコティッシュホールドの様に片足が短い事を言うのかな?(猫は片足だけでなく、全て短いわけですが。)と思って聞いていたら、怪我や、手術をした後にできる傷(スカー)と、筋膜(ティシュー)が癒着しているからという意味でした。

以前もお話ししましたが、怪我をした後や、手術をした後 その部分の皮膚と筋肉が くっついてしまい硬くなります。

これを英語では「スカーティシュー」と言うそうです。

日本では聞かない言葉だったので 勉強になりました。

多分 日本語だと 「受傷後又は術後の瘢痕形成」だと思います。

「スカーティシュー」が原因で痛みが出ていた方も 早い方で1回 多くても3回治療を受ければ劇的に良くなっています。

怪我は治ったのに まだ痛みが続いているという方は 是非ご連絡下さい。

船を降りた後 お会いできるのを楽しみにしています。